県は柏崎港の防波堤の一部を今月下旬から試験的に開放することを決めました。夏のレジャーシーズンを前に、海での事故を防止しようという取り組みです。
こうした取り組みは聖籠町の新潟東港に次いで県内で2例目です。試験的に開放されるのは柏崎市の西防波堤の一部で、今月27日から来月9日まで、釣り場として立ち入りが許可されます。この防波堤では2008年、釣りをしていた男女11人が転落して救助された事例もあり立ち入りが禁止されています。
しかし、元々は人気の釣り場で解放を求める声が高く、無断で侵入して釣りをする人もいました。このため県や港湾関係者は、防波堤を管理した上で解放できないか協議を続けてきました。泉田知事は14日の会見で「これは安全を確保する態勢。特に県外から来た人、海に慣れていない人も安心して釣りができる環境を作り、常時これを運営する仕組みが必要」と述べました。
上越市柿崎地区の海岸では今月4日、長野県から遊びに来ていた小学生3人を含む5人が波にさらわれて死亡しました。県では、こうした事故が起きないよう県外客にも防波堤を安全に利用してもらえるよう管理運営していきたいとしています。
引用 BSN新潟放送
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