新潟県妙高市のいもり池周辺で、“水辺の妖精”ミズバショウが見ごろを迎えている。妙高高原ビジターセンターによると、平年よりもやや早めで、見ごろは大型連休が終わる5月6日頃までだという。
いもり池は標高750mにあり、周辺には所々に雪が残る。周辺ではヤマザクラやキタコブシがようやく咲き始めるなど、遅い春を迎えている。ミズバショウは池の周辺も含め、約10万株が群落を作り、一斉に白い帆を開き始めた。
ミズバショウの花のように見える白い部分が苞(ほう)で、実は葉の一種。花は苞に包まれた黄緑色のもので、花軸に密集している。既に花は満開だが、苞の部 分はまだ10cmほど。次第に大きくなって最盛期を迎えるが、花が咲き終わると長い楕円形の緑の葉が大きくなり、苞が隠れてしまう。
晴れた朝には、残雪の妙高山が水面に映る「逆さ妙高」を狙って、多くのカメラマンが訪れる。また、風のない暖かい朝には、ミズバショウの甘い香りが楽しめることもあるという。
いもり池の周囲を巡る約500メートルの遊歩道では、環境省のパークボランティアがところどころに立って、ミズバショウといもり池の自然について解説している。解説は5月6日まで毎日開かれている。
引用 上越ジャーナル 【妙高市のいもり池で“水辺の妖精”ミズバショウ見ごろ】の続きを読む