上越市西本町4の市立水族博物館に、珍しい白いナマコがお目見えし、来場者を驚かせている。
水族博物館によると、白いナマコは先月、糸魚川市の姫川漁港内のナマコ養殖リーフで発見され、同水族博物館に寄贈された。体長は20~30センチ。突然変異で色素がなくなったアルビノ(白化個体)とみられる。
このナマコは、日本近海で最も普通に見られるマナマコ。食用種でもあり、生食されるほか、煮て干した「いりこ」、内臓の塩辛「このわた」としても珍重されている。養殖され、中国などに輸出されている。海水を浄化することでも注目を集めている。
体色の変異が多くアカナマコ、アオナマコ、クロナマコなどと呼び分けることもあり、水槽内では褐色や黒、赤いナマコと一緒に展示され、白さが際立っている。白いナマコは珍しく、各地で「幸せを呼ぶ」縁起物として、もてはやされているという。【浅見茂晴】
引用 毎日新聞
【幸せ呼ぶ白ナマコ 上越・水族博物館にお目見え】の続きを読む