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県は5日、今秋、ツキノワグマが大量出没する可能性が高いとして、県庁で関係者による被害防止対策連絡会議を開いた。山中にブナやミズナラなどクマの餌が不作となっていることから、冬眠前に餌を求めて山里へ出没する可能性が高いと指摘。出没時の連絡態勢を確認したり、「クマハザードマップ」を活用したりして注意を徹底するよう呼びかけた。
 会議にはクマの出没情報があった市町村や県地域振興局、県警の担当者ら約50人が出席した。
今年4~8月の出没件数は平成25年度1年間を上回る374件と急増している。自治体別では村上市が最多の52件で、4月には市内の公園で山菜採りをしていた山形市の男性(64)がクマに襲われ、重傷を負ったほか、近くの路上で無職女性(81)がクマに襲われて死亡した可能性が高いとされている。次いで妙高市(45件)、長岡市(39件)、上越市(36件)となっている。
 急増の背景に、今年は全県でクマの好物であるブナやミズナラが凶作または不作となっていることがある。
新潟大農学部の箕口秀夫教授によると、ブナなどは豊作の翌年に凶作となるパターンがあるという。「今年はこのケースで、冬眠に備えて食い溜めようとするクマが餌を求めて広範囲に移動し、人里に現われる可能性が高い」と警告している。
 県は各市町村に、高齢者への注意喚起▽クマが身を潜めやすいやぶなどの草刈り▽出没時の迅速な連絡態勢の確認-などに重点的に取り組むよう呼びかけた。県のデータを基に新潟大が作成した「クマ出没ハザードマップ」の活用も促した。
箕口教授も被害対策の成功事例を広めたり、IT(情報技術)を駆使した獣害情報対策の確立が必要だとしている。

引用 産経新聞

@管理人ひとこと
新潟県内にて今年の熊の目撃情報が大変多いようですね。新潟県のニュースを見ていると、結構定期t的に熊を目撃した、というニュースをテレビやインターネットで見ます。最初は多いのかな?と思っていましたが、多かったようですね。374件もあれば多すぎる?様な気もします。多分。天候や餌である木の実が育たなかった影響があるそうですが、原因がわかってもなかなか対策ができないのが現状ではないでしょうか。
 渓流釣りや山菜取りをする方にとっては、熊はとても怖いですよね。熊よけの鈴などは常に常備するようにしたいですね。熊以外にも、マムシやスズメバチなどの危険もあります。
 記事内にもある、「クマハザードマップ」は調べると自治体によってはありますで、魚釣りや山菜取り、渓流や山に行かれる方は、事前にチェックをしてから出かけるようにして下さい。安全第一にしたいですね。